🎵 はじめに
こんにちは。『Nozaki Music Class』講師の野崎玲欧(のざきれお)です。
数ある音楽教室の中から当教室のサイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。
ピアノを弾くとき、「指を動かすこと」にばかり意識が向いてしまうことはありませんか?
しかし、音楽を作るために最も大切なのは「耳を使うこと」 です。
耳を使わずに弾くと、音がつながっていない・ハーモニーが濁っている・ペダルが適切でない ことに気づけません。
どれだけ指を速く動かしても、音を聴く習慣がなければ美しい演奏にはならないのです。
では、具体的にどうすれば「耳を使って弾く」ことができるのでしょうか?
今回は、耳を鍛えるためにまず意識すべき2つのポイント をご紹介します。
🎯 1. 「今の音」をしっかり聴く習慣をつける
最も基本的で重要なのは、「自分の出している音を聴くこと」 です。
速く弾こうとするあまり、実際の音が思い描いた音になっていない ことに気づかないケースがよくあります。
✅ 🔹 ゆっくり弾いて、音が思い描いたものになっているか確認する
➡ 「音の長さ・響き・つながり」が、自分の意図したものになっているか?
➡ 速く弾く前に、ゆっくりのテンポで確認する習慣をつける。
✅ 🔹 1音ずつ、音が消えるまで聴く
➡ 「2つの音がどのようにつながるべきか?」を確かめるための練習。
➡ レガートだけでなく、スタッカート同士でも、一つの方向性で結びついている演奏が理想的。
➡ 音が完全に消えるまで待つことで、次の音の入り方や方向性を明確に意識できる。
🎵 「耳を使わずに弾かない」ことが、演奏の質を大きく変える!
🎯 2. 片手ずつ練習して、音を聴く力をつける
ピアノを弾くとき、いきなり両手で弾いてしまうと、どの音を聴けばいいのか分からなくなりがちです。
そのため、まずは 片手ずつ練習し、音を聴く習慣を身につける ことが重要です。
✅ 🔹 片手ずつ弾いて、音の響きを聴く
➡ まずは1つのメロディをしっかり聴けるようにする。
➡ 1つの音の変化や響きを意識できるようになったら、両手のバランスを取る練習へ進む。
✅ 🔹 片手練習では「歌うように弾く」ことを気にしすぎない
➡ 初級者・中級者の段階では、まずは一つのメロディを正しく聴くことが最優先。
➡ 「歌うように弾く」ことは、その後の段階で自然とできるようになるため、今は意識しなくてもOK。
🎵 「片手練習 → 両手のバランス調整」の順番が大切!
🎯 次回:「耳を鍛える」ためのさらに深いアプローチ
今回は、「耳を鍛えるためにまず意識すべきこと」 として、次の2つを紹介しました。
✅ 「今の音を聴く」習慣をつける
✅ 片手ずつ練習して、音を聴く力をつける
次回は、「耳をさらに鍛えるための深いアプローチ」 として、以下のポイントをお伝えします!