『冬期講習会で自信をつける3つの方法』
こんにちは。『Nozaki Music Class』講師の野崎玲欧(のざき れお)です。
冬期講習会は、受験本番を控えたこの時期に、演奏技術の完成度を高め、精神的な準備を整えるための貴重な機会です。しかし、ただ受講するだけでは講習会の効果を最大限に引き出すことはできません。本番を意識した取り組みを行うことが、受験当日の成功へとつながります。
これまで音大講師や試験官として数多くの受験生を見てきた経験から、今回は冬期講習会で自信をつける3つの方法をご紹介します。
1. 本番シミュレーションで現状を確認し、自信をつける
冬期講習会では、入試本番を想定した演奏シミュレーションを行いましょう。本科(主科)や副科ピアノのどちらであっても、「本番と同じ緊張感」で通し演奏することが重要です。この取り組みを通じて、現時点での完成度や課題が明確になります。
【実践方法】
• 初回レッスンで暗譜で通して演奏し、本番を意識する。
• 演奏後、講師からフィードバックを受け、優先すべき課題を整理する。
• 最終日には再度「通し演奏」を行い、仕上がりを確認する。
本番を想定した緊張感を繰り返し経験することで、技術面の完成度が高まるだけでなく、「弾き切った」という自信が生まれます。本番で力を発揮するためには、このシミュレーションが何よりの準備となるのです。
2. 大学の「疑似レッスン」を体験し、柔軟に対応する力を養う
冬期講習会は、大学入学後のレッスンを疑似体験できる貴重な場です。大学では、講師の指摘を即座に理解し、すぐに改善する力が求められます。講習会のレッスンでも、この柔軟な対応力を養うことが、今後の成長や自信につながります。
【実践方法】
• 演奏前に疑問点や不安を整理し、レッスンの最初に講師へ質問する。
• 講師の指摘やアドバイスをその場ですぐに試し、反映することを意識する。
• 演奏の改善点を絞り込み、重点的に練習する習慣をつける。
講師の指導に柔軟に応えられる力を養うことで、大学での学びにスムーズに対応できるようになります。また、「即座に改善する」経験を重ねることで、試験当日の緊急対応力や自信にもつながります。
3. 学習スケジュールの最終調整で残り時間を効率的に使う
受験2ヶ月前のこの時期は、残り期間をどう過ごすかが合否を大きく左右します。冬期講習会は、今の自分の演奏レベルを客観的に確認し、残り期間の学習スケジュールを最終調整する場として活用しましょう。
【実践方法】
• レッスンで講師と一緒に、優先すべき課題や改善点を明確にする。
• 「1週間で暗譜の完成」「次の1週間でテンポと表現の安定」など、短期目標を具体的に設定する。
• 指摘された課題をリスト化し、計画を立て直しながら進捗を確認する。
残りの時間で「何を優先するべきか」が明確になれば、不安や焦りが軽減され、落ち着いて試験に臨むことができます。計画に沿って着実に取り組むことで、直前期でも効率的に演奏の完成度を高めることが可能です。
まとめ:冬期講習会で本番への自信を手に入れよう
冬期講習会は、試験本番に向けて技術と自信を高めるための貴重な機会です。
• 本番シミュレーション: 実際の試験を想定し、演奏の完成度と精神的な準備を整える。
• 大学の疑似レッスン: 講師の指導に柔軟に対応し、即時改善する力を養う。
• 学習スケジュールの最終調整: 残り期間での優先課題を明確にし、効率的に準備を進める。
Nozaki Music Classでは、冬期講習会を通じて、受験本番に向けた確かな自信と技術を育てます。一人ひとりの目標に合わせた丁寧な指導で、あなたの合格を力強くサポートします。今こそ一歩を踏み出し、一緒に志望校合格を目指しましょう!